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 高校3年生の時、Windows95が発売されるやいなや日本中にPCブーム、インターネットブームが到来しました。世の中の流れに乗って、私も大学に入ると自らWebサイトをつくり、掲示板にゲームの情報を掲載し、結構な数のPVを獲得していました。ただ、就職活動では、IT業界は避けていました。どこか世の中がインターネットの到来に浮き足立っていて、一過性のものであると感じていたからです。案の定、その後すぐにITバブルは崩壊、私はメーカーに就職しました。ただそこでは、年功序列を重視し、結果を出しても任される役割はあまり変わりませんでした。安定はしているものの、満たされない日々を過ごしていました。そんな中、あらためて自分の強みや興味は何だろうと考えた時、学生時代に夢中だったWebサイトに関わる仕事にたどり着きました。
 ネクストの中途採用面接では、面接官がものすごく楽しそうに仕事について語ってくれました。かたや組織の理不尽さを嘆いていた私には衝撃的。次の面接に進むと、社長の井上から「3年後、5年後、10年後に、あなたは何をやっていますか?」と聞かれました。その時は思いついたことをそのまま答えたのですが、「それじゃあ、遅すぎますよ」とダメ出し。面接なのにそれから2時間近くも話し込んでしまい、いつの間にか「不動産業界における情報の非対称性を解消したい」という井上の志に私も夢中になっていました。

 入社当時、今から10年ほど前のネクストは社員70人程度。マーケティング職として入社しましたが、エンジニアとデザイナーがやっていないことは全部やるような役割でした。効果検証を重ねながら、いかにサイトに集客するか。販売促進のための企画も考えるかたわら、ユーザーが欲するようなサイトの機能も考えました。現在のサイトでも利用されている、物件一覧の上の広告スペースや通勤時間から物件を検索する機能は、当時の私が考案したものです。ユーザーのニーズに合わせて常に改善はしているものの、基本的な考えは10年経った今でも生き続けています。
 いまや社員数は当時の8倍近く。さまざまなプロジェクトチームが組まれ、プロフェッショナルな人材も増え、1人ひとりのスキルも格段に上がっています。しかし、当時も今も、掲げるビジョンは変わっていません。どんなに規模が大きくなっても、ユーザー視点で企画を考える文化は不変です。10年前のサービスが、古びることなく、今も使用されているのが何よりの証拠だと思います。

 2012年11月に『HOME'S』は、10年ぶりにサイトを全面リニューアルしました。それまでは新築マンション、中古マンション、賃貸物件とサービスごとにサイトが分かれていました。例を挙げると、新築マンションも中古マンションも一緒に探しているユーザーは、2つのサイトをそれぞれ見なければならないという非効率なものでした。また各サイトのブランドイメージにもバラつきがありました。そこで、2年近くかけてサービスを統合し、さらに使いやすいサイトを目指しました。
 既存サイトが動いているなかでのリニューアルは、想像以上にパワーが必要でした。エンジニア、デザイナーはもちろん、営業やお客様である不動産会社まで、さまざまなステークホルダーに新しいサイトを支持して貰う必要があります。その全体の指揮を執るのがディレクターです。プロジェクトの真ん中に立ち、目標を掲げ、メンバーのモチベーションを引き出し、迷った時には決断を下し、効果検証を重ねる。課題発見力と課題解決力、そして実行推進力の3つの力が求められる仕事です。
 『HOME'S』のサイトリニューアルは、結果的に各指標の目標数値を軒並み上回り、ディレクターとしては少しだけ胸を撫で下ろすことができました。ディレクターは、ユーザーに選ばれるサイトをつくるために、誰よりもこだわらなければならない存在。アイデアをカタチにするために、ものづくりをするために無くてはならない存在。そんなディレクターを育て、より成長できる環境をつくっていくことも、今後の自分の役割だと思っています。

profile

山本 大輔(Daisuke Yamamoto)

ディレクター

2005年中途入社。『HOME'S』において、マーケティング、プロモーション、プランニングなど様々な部署を歴任。現在は、部長として、アプリの利用者数と満足度の最大化をミッションに持ちながら、社内のディレクターの育成にも取り組んでいる。

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子会社社長 
秋庭 麻衣
執行役員 
伊東 祐司
エンジニア 
長沢 翼
デザイナー 
松木 友希
ディレクター 
山本 大輔
子会社社長 
奥村 周平

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